2010年11月09日

第2回「このラノ大賞」応募に向けてのアドバイス(第5回)

『このラノ』編集部のSです。

当ブログでは今年度版『このライトノベルがすごい!』の情報や、
このラノ文庫の続刊情報が公開されている今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
このラノ文庫については、以前にも12月・1月連続刊行という
情報だけは出していましたが、このたびいよいよ
12月のラインナップが明かされたわけです。
どの作品が出るのか、皆さんの予想は当たったでしょうか?(笑)

どちらの作品も、1巻目のエッセンスを引き継ぎつつ、
よりパワーアップした内容になっております。
1巻を楽しめた方はもちろんのこと、まだ読んでないという人も、
この機会にぜひ1巻から手にとってみてください。
よろしくお願いします!


とまあ、それはそれとして、本日は恒例
『第2回「このラノ大賞」応募に向けてのアドバイス』の日でございます。
今日のテーマは前回に引き続き、原稿を送る際に気をつけてほしいことについてです。

前回書いたことというのは、一言で言えば
「応募規定を守ってください」ということだったわけですが、
そもそもこれは、守って当然のことであり、
注意するようなことでもないのでは、という思いが自分の中にあったりします。
読んでくださっている方の中には、
「なにを当たり前な」と思った人も多いでしょうし、
実際、大半の作品はきちんと規定どおりの原稿になっています。
(まあ、規定どおりでないものがそれなりにあるからこそ、
前回のようなことを書いたわけですが)


しかし、規定を守っている原稿の中にも、
ときどき読んでいて非常に残念に思うものがあります。
たとえば、行間が開きすぎている原稿。
文字間が開いて、行間と同じくらいになっている原稿。
文字が非常に大きい、逆に非常に小さい原稿。
まとめて言うなら「読みにくい原稿」です。

もちろんそうした原稿は、規定外ではない以上、
ただそれだけで落とされるということはありません。
しかし、読んで選考する立場に立ってみるとどうでしょうか。
内容がどんなに面白くても、初見での悪印象は避けられません。
いや、きちんと読まれるのならまだいいですが、
そもそもそうした原稿は、読みにくいあまりに
内容が頭に入ってこない可能性もあります。
選考者は1つでも面白い作品を世に送り出そうと、真剣に作品に向き合っています。
けれどその作品のほうが、「読んでほしい」と訴えてこなければ、
そもそも作品と向き合うことはできません。


「応募規定を守れ」というのは、「応募規定さえ守ればいい」
ということではありません。
重要なのは「読み手のことを考える」こと。
自分の原稿を、少しでも気持ちよく読んでもらえるように、
読み手の立場に立って想像してみる、ということです。

それは決して、行間や文字間の指定だけの話ではありません。
「読み手のことを想像しながら書ける」というのは、
作家を続ける上で重要な資質の1つです。
それは本連載の第2回でも書いた、「自分の作品を客観的に見る」
というところにも繋がっていきます。
そうした視点は、作家を目指す上で、大きな武器になってきます。

 

来週で、本連載は最終回となる予定です。
最終回では、私の考える「受賞するためにもっとも必要なもの」
についてお話ししたいと思います。
来週をお楽しみに。

http://konorano.jp/
http://award2010.konorano.jp/
http://twitter.com/konorano_jp



konorano at 22:42│TrackBack(< $ArticlePingCount$>) 『このラノ』大賞に向けて 

トラックバックURL