2010年10月26日

第2回「このラノ大賞」応募に向けてのアドバイス(第3回)

『このラノ』編集部のSです。

本日は連載企画、
『第2回「このラノ大賞」応募に向けてのアドバイス』
の日でございます。
第3回の本日は、前回の締めを受け、
「『このラノ大賞』に送るべき作品」とは、一体どういうものなのか?
という点についてお話ししたいと思います。


まず「このラノ大賞」は、その名が示すように、ライトノベルの新人賞です。
なので基本的には、現状刊行されているライトノベルに混じって
違和感のない作品、ということになります。
かといって、今世に出回っている作品の傾向を忠実になぞるのであれば、
それはただの二番煎じです。
これから世に出て行く新人作家に期待するのは、
新たな時代、価値観を切り開いていく新鮮なパワーです。

以上を踏まえると、「このラノ大賞」が求めるのは、
「ライトノベルとして刊行されても違和感がなく、
かつ新しさを感じさせる作品、作風」
ということになります。
これはある意味、条件として矛盾しています。
「ライトノベルとして刊行されても違和感がない作品」
というのを突き詰めれば、上にも書いた「二番煎じ」になりますし、
「新しさ」だけを追及していけば、いつしか
ただ新しいだけの、独りよがりな作品になりかねません。


大切なのは、その両者をうまく合わせる「バランス感覚」です。
定番のアイデアでも、使い方を変えたり、
ちょっとしたスパイスを加えたりすることで、
意外な新鮮さを出すことができるかもしれません。
また逆に、一見ライトノベルに合いそうにないテーマでも、
書き方次第で若い読者に届く作品に仕上げることもできると思います。

そういう作品を書くためには、普段からあらゆる物事に対して、
アンテナを張り巡らせていることが大切です。
ライトノベルだけ、小説だけを読んでいたのでは、
作品の方向性はどうしても狭まります。
マンガや、映画を見るのもいい。外を出歩いてみるのもいい。
あるいはじっくりと腰を落ち着けて、ひとつの物事に対して、
真剣に考えたりするのもいいかもしれません。
そうして得たものを、いかにライトノベルの型に落とし込むか。
そんなふうに考えることができるようになれば、
受賞への道が一歩縮まったと言えます。


今はまだ、アマチュアである皆さんは、
1日の生活のすべてを小説に注ぎ込むのは難しいと思います。
ですが、その代わりと言ってはなんですが、作家になりたいのであれば、
常に頭の片隅に小説のことを置いて置いてください。
音楽や絵画、あるいは普段何気なく眺めているものにまで、
創作のヒントは眠っています。

 

第1回から今回まで、わりと抽象的な話が続いてきましたが、
次回はぐっと具体的なアドバイスをしてみたいと思います。
それではまた来週。

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