2010年08月27日

「このラノ文庫の出来るまで」 第3回

『このラノ』編集部のTです。
今回は勝手に連載企画
「このラノ文庫の出来るまで」 第3回です。

この企画もはや第3回。
社内を歩いていると、
「おっ!いつもブログみてるよ!」
なんて、声をかけられる、

……なんてことは一切なく、
編集部の片隅で地味~に更新しております。(笑)

さて第3回のテーマ?は「ゲラ」。
いつも通りゲラとはなんぞやというお話から。

実際に印刷屋さんで印刷してもらうためには、
印刷のためのデータが必要になります。
原稿や、イラストなどそろえて、
それを紙面の形にして、ルビやページ数や扉をつけてといった、
作業をパソコン上で行います。
そうした作業をDTP(Desktop Publishing)と言ったりするわけですが、

用は印刷屋さんにデータを渡す前に、
そうやって作ったデータを何回か簡易的に印刷して、
間違いがないか確認、校正するためのものが、
ゲラ(校正刷り)です。
何でゲラって言うのかな~とちょっと調べてみたところ、
英語で校正刷りを意味するgalley proofのgalleyに語源があるようです。
何気なく使っている言葉に意外な起源があるもんですね。

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上の写真は優秀賞作品『暴走少女と妄想少年』のゲラ。

右スミに初校とか再校とか判子が押してありますが
初校は1回目、再校は2回目と何回目のゲラかを意味します。

初校(写真左)
この段階ではまだイラストはありませんね。

再校(写真右)
ここではイラストの入った巻頭部分が追加されていますね。

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次の写真は金賞作品『僕たちは監視されている』のゲラ。

どちらも同じページですが、
右の再校のゲラでは左の初校では作品名だけだった扉が
イラスト入りのデザインされた扉になっています。

ちなみに、再校以降は3校、4校……となっていきますが、
あんまり修正を入れてゲラを出しまくると、

「もう、いいかげんにしてください……」

というDTPオペレーターさんの悲鳴にも似た声が
どこかから聞こえて来るので、修正は慎重に慎重に……。(汗)

まあ、そんな風にして、ちょっとづつ修正を加えながら、
印刷のためのデータが出来上がっていくわけです。

改めてこういう連載をしてみると、
本を作るのってホントいろんな人の手がかかっているな~と
改めて実感した、

連載第3回「ゲラ」の段でした!

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